まずグルテンとはグルテニンとグリアジンから構成されるタンパク質で大麦や小麦などに含まれます。主な食品だとパン、パスタ、うどん、ピザなどがあります。通常の麦芽ビールも大麦と小麦を使用するので、当然グルテンが含まれています。
グルテンのおかげでパンのもっちり感やうどんのコシが実現でき、幅広い食品の美味しさに寄与しています。一方グルテンの悪い点は、セリアック病や小麦アレルギー、グルテン不耐症などの症状を持つ人がグルテンを含む食品を摂取すると著しく体調を崩してしまうことです。これらに対応するために誕生したのがグルテンフリー食品です。身近な例としては米粉パンやライスヌードルなどがあり、海外ではグルテンフリービールも一般的に発売されています。
近年では美容や健康のために食生活に取り入れる人たちも増加し、都市部を中心にグルテンフリー専門店も増えてきております しかし、日本国内ではまだグルテンフリービールの事例が少なく、ほぼ海外から輸入しているのが現状です。
グルテンフリービールの製造方法は大きく2種類あります。
① グルテンを含まない原料で作る方法
② 通常の麦芽ビールをグルテン分解処理をして基準値の20ppm以下にする方法
2020年までは②の製造方法が主流でした。麦芽を使用して通常通り製造することができ、最後にグルテン分解処理をするだけなので、味も香りもビールと遜色ないものに仕上がりました。
しかしながら2020年以降は、アメリカ食品医薬品局(FDA)がグルテンフリーの表示ルールを厳格化したことで、アメリカでは①の製造方法のみがグルテンフリーの表示ができるようになりました。
表示ルールが厳格化された理由としては処理したグルテン量を正確に分析することが困難であり、たとえ分析値が20ppm以下でもグルテンがそれ以上含まれている可能性があるからです。
以前②で製造されていたグルテンフリービールは、現在アメリカではGluten Reducedという表記に変わりました。
表示が厳格化されたとはいえ、①のグルテンを含まない原料でグルテンフリービールを製造することは製造技術上、非常にハードルが高く、製造できても通常のビールのような美味しさを実現するのは至難の技です。2023年時点でアメリカではビールの醸造所が9,906ヶ所ありますが、その中で①に該当するのは19ヶ所しかありません。
EUでは依然としてグルテンフリー規制は変更されていないので、②の方法でグルテンフリービールが販売されています。
また日本にはグルテンフリービールに関する規則はなく、現在販売されているグルテンフリービールの大半は、海外で②の方法で製造されたものを輸入しています。
ORYVIAはお米100%で製造するため、①のグルテンフリービールに該当します。RICE HACK BREWERYでは製造施設にグルテン含有原料を持ち込まず、製造設備も共有しないことを徹底しているので、安心・安全な国産グルテンフリービールをお楽しみ頂けます。