お米の消費量を増やしたい

日本人は米を主食としてきましたが、食の欧米化やライフスタイルの変化などが原因で、米の消費量は1960年代をピークに60年以上減少し、2020年には1960年代の40%程度まで落ち込んでしまいました。米のようにほぼ100%の自給率を誇る穀物は国内にはなく、ほとんどは輸入に頼っているいるのが現状です。輸入品は海外情勢を受けやすく、直近では2022年2月に勃発したウクライナ戦争で小麦が高騰して食品業界に多大な影響を及ぼしました。米の消費量増加と海外情勢による変動要因安定化の一環として、小麦粉の代わりに米粉を使用した商品の開発を推奨する取り組みも行われています。

SDGsへの取り組み

節水
ビールの原料である麦芽は、製造工程で大量の水を使用します。オリビアは麦芽の代わりに米を使用するので、通常のビールに比べて大幅な節水になります。

アップサイクル&廃棄物削減
原料の一部に破米(香味は通常の米と変わらないが、見た目が悪いために食用にできないお米)を使用することでお米のムダを減らします。また、製造後に出る残渣を廃棄せずに田んぼに戻すことで、CO2削減に貢献するだけでなく、米の生産サイクルに貢献します。